特殊舗装

Special pavement

Drainage pavement

排水性舗装

排水性舗装とは

表層にはすき間の多い素材を、
下層には水を通しにくい素材を使用します。

空隙率の高い(すき間の多い)多孔質なアスファルト混合物を表層または表層と基層に用い、排水性混合物層の下に不透水性の層を設けた舗装です。この構造により、排水性機能層に浸透した水は不透水性層により排水処理施設(側溝等)へ速やかに排水され、路盤以下へは水が浸透しません。

機能

車両走行安全性の向上

雨天時のすべり抵抗性の向上(ハイドロプレーニング現象の緩和)

走行車両による水はね、水しぶきの緩和による視認性の向上

雨天夜間時におけるヘッドライトによる路面反射の緩和

雨天時における路面標示の視認性の向上

沿道環境の改善

沿道への水はね抑制

走行車両による道路交通騒音の低減
(エンジン音などの機械音の吸音、エアポンピング音の発生抑制など)

施工事例

奈良県高田土木事務所発注

場所:香芝市内

工事名:中和幹線上部工舗装工事

Permeable pavement

透水性舗装

透水性舗装とは

下水処理などの負荷を軽減するために、
雨水を地中に浸透させる構造にします。

雨水を積極的に地中へ浸透させることを目的とし、透水性舗装材等(表層)の下に浸透層を設ける構造になっています。
歩道や遊歩道、駐車場や公園等で利用されます。

機能

地中生態の保全

下水処理負荷の低減

雨水の地下水涵養

植生

雨水の流出抑制効果

路面の温度上昇の抑制

施工事例

奈良県高田土木事務所発注

場所:香芝市内

工事名:中和幹線上部工舗装工事

Semi-flexural paving

半たわみ舗装

半たわみ舗装とは

アスファルトとコンクリートの
メリットを兼ね備えたハイブリット舗装。

アスファルトの柔軟性とコンクリートの固さ。この両面を兼ね備えたハイブリッドな舗装です。空隙の多いアスファルト舗装を施工した後に、液状のセメントミルクを流し込み、硬化させ、舗装の剛性を高めています。
わだち掘れが起きやすい幹線道路や交差点、駅前ロータリー、トラックヤード、パーキングエリア、また補修の難しいトンネル内といった場所で使用されます。

機能

アスファルト舗装の弱点である耐油性、耐熱性が高く、かつ耐摩耗性が大きい

舗装表面に明色効果があり着色が可能

セメントコンクリート舗装に比べ交通解放が早い

施工事例

村本建設株式会社様発注

場所:広陵町内

工事名:大塚倉庫内舗装改修工事

Concrete pavement

コンクリート舗装

コンクリート舗装とは

アスファルトに比べて強度が大きく、
耐久性に優れた舗装。

コンクリート舗装はその名のとおり、コンクリートによる舗装です。
施工においては荷卸し、敷均し、鉄網および縁部補強鉄筋の設置、締固め、荒仕上げ、 平坦仕上げ、粗面仕上げ、養生の順に各作業をバランスよく連続的に行い、所要の出来形と品質および性能が得られるように仕上げます。

機能

アスファルト舗装に比べ強度が大きく、塑性変形がない為わだち掘れも起きず、長寿命

耐久性に優れ、トンネル内等では夜間に明色性を発揮

積雪寒冷地において、チェーンによる摩耗わだち掘れが少なく骨材飛散がほとんどない

路面が白色に近く、光の反射率も高い為、アスファルト舗装に比べ太陽からの熱の吸収が少なく、路面温度が低下

施工事例

大阪府富田林土木事務所発注

場所:河内長野市天見地内

工事名:一般国道(新)371号天見第2トンネル舗装新設工事

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